9/11(土)平場予想
中京7R 1勝クラス【★★☆☆】
◎ 1コンセプト
この馬の特徴は速い脚は使えないもののスタミナやパワーを活かすようなタイプだと思う。好走歴は何れも良馬場で後半38秒以上かかったレース。勝ち上がった未勝利戦は後半タフなレースでスタミナ比べのような形を、馬群を割って抜け出し着差0.3秒で勝ち切ったように、タフなレース質がベストな馬。昇級してから凡走続きだが、2走前はハイペース先行負荷が強く、前走は後半スピード質によるスピード負けなので度外視できる。この馬は馬群や砂を苦にしないタイプで、中京の最内枠であればインでじっくり脚を溜めることが可能でアドバンテージは大きい。当日は良馬場か良に近い稍重の想定で、逃げは大外のハッピーアナザー。その他先行馬が外に入った並びと、芝スタートで初角まで距離のある中京1400mであれば、前半は流れ後半は上がりが掛かりスタミナが要求されると判断。休み明けでパフォーマンスを上げるタイプだし追い切りも良く、ハンデも考慮し巻き返し期待。
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〇 6プレイジールミノル
前走は休み明けの短縮でしかも小倉1000mでは基礎スピード不足なので度外視。叩いて適性条件に戻るし、3走前の勝ち馬スカーレットスカイは既に3勝クラスだが、ここに着差0.1秒と自力の高さを見せている。人気だが逆らわず。
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▲ 5メディーヴァル
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中京10R ムーンライトHC【★★☆☆】
◎ 3シャフトオブライト
中京で掲示板を外したことがない中京巧者。中京2000mでの好走が目立つが、上がりの掛かるレース質での好走が多く、そういった意味では後半タフになりやすい中京2200mの方が本質的には合いそう。2走前はフライライクバードに先着し自力は見せているし、このレースも上がりが掛かったロングスパート戦で適性的には中京2200mのようなレース質での好走。今回の舞台適性は申し分なしだろう。また、変則開催で中京も使い込まれているが、馬場の張替を行っているし、今年は変則開催で馬場が使い込まれている舞台が多いが、阪神や小倉、新潟を見て分かる通り、開催前半の時計はかなり早く出ていてそれが長く続いている。(阪神は言うまでもなく、小倉は半ばあれだけ降っても最終週のスプリントは基礎スピード重視、新潟も例年より外差しになるのが遅かった)つまり変則開催を考慮して路盤の作りをかなり良くしている背景があるのではないか。と個人的には思っており、中京も張替後であれば開催前半のバイアスは高速使用で内にあると予想するのが妥当。そもそも中京はコーナー遠心力が強すぎる関係でバイアスフラットでも内有利になる舞台。このメンバーで内枠確保なら馬場の良いところを逃げられる条件なので、下手に絡まれなければバイアス有利+適性舞台で十分チャンスはある。
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〇 4バイマイサイド
タフで上がりの掛かる中長距離がベストで、前走は短縮で忙しく後半スピード質も適性外。加えて後半ハイラップで外を回された負荷も大きく、ピッチ走法で使える脚の長さからも、この馬にとってはかなり負荷の強い内容だったので度外視可能。評価しているのは3走前のサンシャインSで着差0.4秒6着だが、上から順にアドマイヤポラリス・サトノラディウス・ディバインフォース・エフェクトオン・ヒシヴィクトリーであれば十分着は詰めているし自力の証明となった。今回開幕週で高速馬場が想定されるが、急坂2回で前半が2000mより流れやすい2200mであれば、後半ある程度上がりが掛かり34秒台中盤~後半の決着が予想され、それであれば対応可能。何よりピッチ走法の馬が内枠確保でロスなくバイアスに乗れそうなのが大きいので、この条件であれば巻き返せる。印を落としたのは追い切りで遅れているのが気になった。サンシャインSの時は好調で後れは取ってなかったので、その点と妙味を踏まえ対抗。
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▲ 4フライライクバード
☆ 2タイセイシリウス
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中京11R エニフS【★★★☆】
◎ 5ロイヤルパールス
中京12~1400mでは掲示板を外してない馬で、砂や馬群を苦にせず内で立ち回り直線加速することが出来るので、それが中京適性に繋がっているのだろう。近2走は適性外の距離で度外視可能。3走前の栗東Sでは、着差0.4秒の4着ともうひとつのところだったが、イン先行で脚を溜め抜け出しという理想の形だった。レースラップがかなり速く、この馬以外の先行馬は垂れたので、インでロスなく回ったとはいえ直線伸びてこれたのは好感が持てるし、相手が逃げたメイショウウズマサに差してきたメイショウオーパスとスリーグランドなら相手関係的にも評価していいレース。今回内枠確保は大きな買い材料で、ランペースになってもインでロスなく立ち回れれば負荷は少ない。巻き返しに期待。
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〇 16アイオライト
短縮1400mで適性条件戻りに加え鞍上が戻り、是が非でも良いポジションは取りに来る。評価しているのは3走前で、先行負荷が強く先行馬はこの馬以外全滅したレースを番手から突き抜け、ドウドウキリシマに着差0.5秒付けるだけの自力の高さがある。外枠だがポジションの鬼である川田騎手であれば軽視禁物。
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▲ 11ジャスパープリンス
☆ 7ドウドウキリシマ
△ 2.14
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中山11R 紫苑S【★★★☆】
◎ 2トウシンモンブラン
タフな持続力勝負に適性があり、芝に戻してからの3戦で先着されたのは連勝して3勝クラスまで勝ち上がったジェラルディーナのみ。そのマカオJCTワンペースで流れたロンスパ戦で上がりの掛かる持続戦となったが、ジェラルディーナに負けたものの後続を離した2着で、その後しっかり昇級したので自力は証明している。今回は高速馬場だが、マカオJCT(高速馬場)の内容や、未勝利戦の高速馬場でジェラルディーナに着差なしの競馬をしていることからも持続戦なら高速馬場でも対応可能。小回り問題なく好位のインで脚を溜められればチャンスはあるし、使い詰めているが追い切りも好調で攻めている。現在の状態面と勢いも踏まえ一発ある。
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〇 8メイサンザンアワー
ストライドは伸びるがコーナーでの機動力は未勝利戦の内容からも評価できる。前走カーネーションCはスローからの瞬発戦で勝ち切り、2着のクイーンスリープはその後昇級を決めたことからも自力の裏付け取れるが、そもそもクイーンスリープ自体トップスピードを長所としている馬ではなく、そこと同じ脚色ということは、メイサンザンアワーのトップスピード値にも限界はあり、ベストはコーナー加速から楽に突き抜けた中山のような小回りタフな舞台で、持続力や機動力を活かす形がベスト。それでもフローラSのトップスピード戦では大きく遅れることなく、得意ではない条件で直線接触が多い中で逆手前になりながらも差のない4着なら自力は十分評価できる。また、赤松賞ではアカイトリノムスメに着差0.2秒2着。東京のロングスプリント戦だったが、それはアカイトリノムスメからしたら適性条件で、先述した通りメイサンザンアワーはスピード質よりもタフな機動力舞台に適性があるので、アカイトリノムスメの得意条件に対して適性外の条件で着差0.2秒なら十分な内容。今回機動力が活かせる舞台でトップスピードは求められずらいので適性は好転する。
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〇 10エイシンチラー
ミモザ賞は大逃げした馬について行きハイペースの先行負荷での凡走と理由は明白。それ以外は中山で全て馬券外と外していない。まだ完全に読み取れないが、前走の三面川特別では前有利の展開を差してこれたのはこの馬だけで、しっかり勝ち切ったトップスピード性能は評価しなくてはならない。ベストな適性がどこにあるのか現段階では読み取れないが、総合力が高く自力はメンバー上位である可能性は高い。総合力と自力評価で対抗に。
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☆ 15スライリー
菜の花賞で3勝クラス突破のアナザーリリック、フラワーカップ3着馬のストゥーティを破った内容からも、ベストは東京のトップスピード戦ではなく、タフな持続力を活かす形がベストかと思う。オークスでは道中掛かって行ってしまった凡走なので度外視。そこから短縮ローテとなる今回はローテとしてはベスト。ストライド走法なので内を器用に立ち回るよりも外から加速を付ける形が良い。その点で開幕週の外過ぎる枠が少々ネックではあるが、菜の花賞の内容と短縮中山は好感で人気もないので積極的に。
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△ 4.11.14.17
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その他
ホウオウイクセル
ストライドが広くトップスピードタイプよりもスタミナを活かすようなタイプ。フェアリーSでファインルージュに完敗したが、締まったレースラップで一定のスピードが求められたし1600mは短い印象。その後延長したフラワーCでは、スローで上がりが掛かったレース質で勝ち切ったように、基礎スピード的にもゆったり運べて上がりを要する中長距離向きの馬ではないかと思う。桜花賞からの延長中山は良くローテ面でも買い材料は十分ある。ただし揉まれ弱さから外枠は良いが、開幕週の高速馬場ともなると距離ロスは少々ネックではある。
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ファインルージュ
基礎スピード的に14質系がベストで、桜花賞は内で立ち回れた有利はあったとはいえソダシと着差0.1秒なら十分な内容。その桜花賞ではペースが流れ14質になったので、やはりマイル~1400m辺りがベストに思える。ピッチ走法でギアチェンジ性能は高いが、出せるトップスピードに限界を感じるので、ベストはトップスピードが求められやすいマイルではなく1400mで小足を使うような競馬がベストに思える。距離に関してはオークスで足りなかった通りで、今回短縮は良いが2000mは適性範囲外と予想。自力は確かだが買っても抑えまで。
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ホウオウラスカーズ
トップスピードに秀でたタイプで前走の内容や走破時計は立派。中山でも好走歴を持つが、低レベルメンバー相手に着差0.1秒だったことを加味すると少々物足りない内容。やはり大箱のトップスピード戦に適性があると思うので、中山替わりはプラスには働かないし、延長というのもひとつ課題に思える。外枠もマイナスで自力でどこまでか。
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ハギノピリナ
オークスで大穴を演出したが、使えるトップスピードと基礎スピードの観点から中長距離がベストに感じる。距離はあった方が良いので短縮は少々推し材料に欠ける。
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スルーセブンシーズ
ストライド走法で器用な競馬は出来ず、中山で結果は残しているが大外を回して持続力で押し切るような内容。今回最内枠ではあるが、内を器用に回る競馬は難しいので、今回も外を回すとなると開幕週は裏目に出そう。上がりの掛かるタフな馬場でこそこの馬の持続力が活きると思う。
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9/12(日)平場予想
中京10R 浜松S【★★★☆】
◎ 6コパノマーキュリー
この馬の武器は前受け性能だと思っていて、評価している3走前の麦秋Sは前崩れの展開で4角被され追い出しが速くなる厳しい競馬だったが、それでも3着に残した内容は高く評価。2勝クラスを勝ち上がったレースもハイペース前崩れを前受けて勝ち上がった。姫路Sも前が崩れた先行競馬でスリーグランドに着差0.1秒2着に粘った内容で高く評価していい。基本的に短縮に強いサウスヴィグラス産駒ではあるが、この馬に限っては基礎スピードで前を取って受けたい関係上、距離延長の方が向くタイプで、評価した麦脚Sと姫路Sはどちらも距離延長ローテの先行前受け競馬。近走は全くだが、2走前は短縮で先行出来ず馬群に呑まれてそれまで。前走は更に短縮となり、基礎スピード特化の馬に適性的アドバンテージが大きく出る小倉1000mで先行出来ずの内容。差す脚はなく前で受けることに特化しているので、この短縮が続いた2走は度外視で良いだろう。ここに来て2Fの延長は大幅プラスで、今の中京ダートは高速馬場の前有利。内枠から先行できればこの馬の持ち味はフルで活かされるし、陣営も先行宣言しており和田騎手乗り替わりならポジション確保という点でもプラス要素。妙味もあり勝負したい。
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〇 3アールロッソ
揉まれず被らずがベストだが、勝ち上がった中京ではインで溜めてイン突きと中京らしい競馬を見せた。評価しているのは3走前で、今回自力を評価され外枠でも人気をしているガンケンに次ぐ3着。着差は離されたが、位置取りの差が大きかった分の着差で内容は悪くない。今回ガンケンが大外でアールロッソが内枠確保であれば、優位性はこちらなのでチャンスがあってもおかしくない。
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▲ 8エンプティチェア
☆ 5ジャスパーイーグル
△ 1.9.10.11.13.16
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中山10R セプテンバーS【★★☆☆】
◎ 3コスモカルナック
この馬の特徴は、基礎スピードを活かしスプリント質のレースを前で受ける形がベストな馬。前走は14質系の持続性能が問われやすい中京だったし、3.4角内で立ち回った馬のワンツースリーで、コスモカルナックは外枠から3.4角外を回しての凡走で理由は付く。評価しているのは3.4走前。3走前は現OPクラスのマイネルアルケミーに着差なし2着。4走前は現在3勝クラスで好走実績のあるダノンシティとロードベイリーフに完勝しており、高速馬場での基礎スピードと自力の高さを証明した。今回得意の中山に替わり内枠確保であればベスト条件。休み明けも苦にしないタイプで斤量も軽くなる。巻き返しに期待したい。
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〇 5レノーア
▲ 12デルマカトリーナ
☆ 13トキメキ
△ 1.2.4.8.14