シンザン記念2020 全頭診断【持続力勝負濃厚。高適性の馬は?】

お疲れ様です。

この記事ではシンザン記念の全頭診断を行います。

よろしくお願いします。

 

1.コース解説

京都芝1600m外回りで行われます。スタートして3コーナーまで712mと長い向こう正面なので横に広がった先行争いが起こり、テンのスピードは速くなる傾向。

3コーナー手前の坂でペースが一度緩むがその後の下りでまたスピードが上がる為、最終コーナーで馬群が外に広がりやすく、上手くインを突いて好走する差し馬も目立つ。

また緩い3コーナーの下り坂(残800m地点)からペースアップするため4F走りきる持続力が求められやすい

枠は内枠有利で4枠までの複勝率が高いが、外枠の馬もそれなりに馬券には絡んでいます。

脚質的には逃げから追い込みまで幅広く好走しているので、当日や前日の馬場傾向は確認した方がいいです。

また逃げ馬は複勝率50%となっているので、逃げそうな馬は抑えて損はないと思います。

 

 

【過去10年の平均ラップ】

12.3-11.1-11.7-12.3-12.1-11.9-11.7-11.9

3コーナー入口の坂で12.3と軽く緩むが、終始淡々と流れるレースラップ。4F目で緩んだ後はラスト1Fで緩やかな加速ラップ

ラップがほぼ一直線なので、ほとんど瞬発力は要求されず、持続力が求められる。ちなみに過去10年で瞬発力ラップとなったのは10年前に一度あっただけです。

 

過去のラップから狙いたい適性は

①持続力タイプ

②中間12.5以内への対応

 

※ただし②に関して、過去3年は全て12.5秒を上回る緩んだラップだったので重視するのは①で、②に関してはメンバーや枠順次第で重視する必要があるかと思います

 

2.全頭診断

オーマイダーリン

新馬戦 3着
13.0 – 11.8 – 12.0 – 12.4 – 12.3 – 12.0 – 11.4 – 11.9
スローからの瞬発力勝負。番手で運ぶも直線で交わされ3着。直線垂れたわけではなく加速までに時間がかかるタイプ

未勝利戦 1着
12.5 – 11.1 – 11.8 – 12.1 – 12.2 – 12.0 – 11.8 – 11.8
ミドルからの持続力勝負。後方競馬で大外を回すロスがありながらも上がり最速で追い込み着差0.2秒の快勝。

この2走からわかったことは典型的な持続力タイプ新馬戦でギアチェンに対応できず加速が遅れた分着差付けられた内容。一変して持続力勝負の未勝利戦は豪快な末脚を披露して差し切ったのを根拠に持続力の評価は高いです。

特に未勝利戦のラップはシンザン記念の平均ラップと非常に似ており、そこで好走できているので適性面は高く評価できます。

また先行競馬も後方競馬も出来る脚質の自在性もあり、どちらのレースもタフな馬場で好走してきたので、当日の雨は問題なさそうです。

 

 

カバジェーロ

新馬戦 1着
12.6 – 11.2 – 11.8 – 12.2 – 12.0 – 11.7 – 11.4
ミドル稍スローからの持続力勝負。1400mにしては少し緩んだかなといった印象。逃げと番手が最後突き放した内容。レースレベル的には低く、勝ち時計も平凡で良い評価はできない

ラスト3~4F目で12.2-12.0と緩んでいるので、その分加速ラップで終わっている。普通なら加速ラップで終えたレースの勝ち馬は距離延長が向く傾向ですが、直線手前が緩みすぎなのでラップ面から距離延長の裏付けはとれない

今回のコースは800m地点からラスト1Fまで加速ラップとなるので、この新馬戦とは性質が全く異なる

レースレベルや勝時計から能力面も評価できないが、持続ラップでの好走なので一応適性はありそうです。なので距離との戦いになるかと思います。個人的には前走のラップから距離延長でパフォーマンスを落とすと思っています。

 

 

コルテジア

未勝利戦 2着
12.5 – 11.1 – 11.4 – 12.1 – 12.2 – 11.5 – 11.4 – 12.1
ミドルからの瞬発力勝負。勝ち馬と着差なしですが、この馬が1枠で経済コースを追走してたのに対し、勝ち馬は外枠から終始外を回していたので、着差以上に能力の差が出たレースだと思います。

未勝利戦 1着
12.9 – 11.7 – 12.0 – 12.5 – 12.8 – 12.3 – 11.8 – 11.5 – 11.8
スローから持続力と瞬発力共に問われたレース。着差は0.2秒と離したが内枠からスロー逃げなので内容は評価できない

デイリー杯 8着
12.5 – 11.0 – 11.8 – 12.5 – 11.9 – 11.4 – 11.4 – 12.0
ミドルからの持続力勝負。若干前半飛ばしすぎた感じがありますが、着差0.8秒と離されすぎなので能力的な差がでた一戦

これまでのレースを振り返ったが、どちらかというと瞬発力勝負に分がある。能力面も前走のデイリー杯で惨敗しているので重賞では厳しいと判断しています。

 

 

サンクテュエール

新馬戦 1着
12.9 – 11.7 – 12.9 – 12.8 – 12.5 – 11.5 – 10.9 – 11.3
ドスローからの瞬発力勝負。好位から上がり最速での勝利。

アルテミスS 2着
12.8 – 11.5 – 12.0 – 12.1 – 12.2 – 11.4 – 11.0 – 11.3
ドスローからの瞬発力勝負。好位から抜け出すも、直線競馬だけのリアアメリアに差し切られ2着。リアアメリアの瞬発力がお化けなので着順に関しては仕方ないですが、着差以上に力の差が出た内容でした。

というのもスローを番手から抜け出し馬場や展開を味方に付けた完璧な競馬を、直線競馬だけで差し切られ上がりタイムで0.6秒差を付けられているので力の差は歴然です。

ちなみに、この時逃げて3着だったビッククインバイオはサンクテュエールと着差0.1秒でしたが、次走の1勝クラスを着差0.7秒の6着と凡走しているので、ビッククインバイオを物差しとした場合サンクテュエールの能力面の評価はできません

また、サンクテュエールは過去2走でドスローの瞬発力しか経験がなく、どちらも好位に付けて展開も味方した形なので、評価としては平凡。持続力が求められる今回は適性面の裏付けがありません

好位競馬ができ能力もそれなりなので印は打ちますが、適性面から抑えの評価まで。

 

 

タガノビューティー

朝日杯 4着
12.2 – 10.5 – 11.1 – 11.6 – 11.8 – 11.8 – 11.6 – 12.4
ハイペースの持続力勝負。初芝初重賞ながら4着と健闘。同じく後方にいた2着のタイセイビジョンより0.1秒速い上がり35.2で追い込み4着は十分評価できます。

今回芝2戦目の慣れもありますし、馬場が渋るのも問題ない。

不安点は脚質。先週までの京都は内先行有利。後方からでは届かないので馬場傾向が変わらない限り、上手く中団で控えるか後方からインを突かないと厳しいと思います。

脚質的に軸には不向きですが、前走の内容から馬券内に着ても不思議ではない。

 

 

ディモールト

前走好位で立ち回るも持続力勝負での惨敗。ここでは厳しい。

 

 

ヒシタイザン

未勝利戦 1着
12.5 – 11.7 – 12.3 – 11.5 – 12.0 – 12.0 – 11.5 – 12.1
スローからの瞬発力勝負。枠や展開に恵まれての勝ちなので評価はできない。

百日草特別 3着
13.3 – 12.1 – 11.9 – 11.9 – 12.7 – 13.2 – 13.1 – 11.6 – 10.9 – 11.2
ドスローからの瞬発力勝負。5頭の小頭数で相手レベルも低く評価できない。

京都2歳S 6着
12.5 – 11.4 – 12.1 – 12.2 – 12.2 – 12.6 – 12.1 – 12.0 – 11.8 – 12.6
ミドルからの持続力勝負。

基本的に瞬発力勝負でないと出番がなく今回の適性は低い。また馬券内にきたレース内容も評価できないので軽視します。

 

フルフラット

未勝利戦を勝ち上がったが、相手関係が弱く展開も向いたので評価はできない。軽視します。

 

 

プリンスリターン

ききょうS 1着
12.8 – 11.5 – 12.2 – 11.8 – 11.3 – 11.1 – 11.4
スローからの持続力勝負。前半は緩んだがテンの3F目からラスト2F目まで加速ラップを好走している点評価ができるレース。

朝日杯 5着
12.2 – 10.5 – 11.1 – 11.6 – 11.8 – 11.8 – 11.6 – 12.4
ハイペースの持続力勝負。初のマイルでしたが3着馬と0.2秒差の5着。最終コーナーでごちゃつき加速が遅れてしまいました。不利がなければ3着争いをしてたかもしれません。

この2走を見て分かることは、この馬は持続力タイプだということ。マイルの距離も前走で走れることがわかったので、適性面踏まえ評価の高い一頭です。

 

 

ルーツドール

新馬戦 1着
12.6 – 11.2 – 11.5 – 11.8 – 11.9 – 11.5 – 11.4 – 11.4
スロー寄りミドルからの持続力勝負。高速馬場も影響し中間11秒台で淡々と流れたレースを好位抜け出しで着差0.8秒で圧勝しました。馬場や展開が向いたとはいえ持ちタイム1:33.3は強いです。

同日行われた東スポ杯でコントレイルが1:44.5と破格のタイムを出しましたが、ルーツドールのタイムを1F伸びたと仮定して計算しても、劣りはしますが十分張り合える時計だと思います。

ちなみに同日開催された東京10RユートピアS(3勝クラス)の勝時計は1:33.1です。比べて分かる通り古馬の3勝クラスでも3着争いができるタイムなわけです。

 

またこのレースは11秒台で淡々と流れた中、ラスト4Fは加速ラップ。このラップからわかることは、マイルでの持続力は十分評価できるということ。余談ですが距離延長でも狙えるラップを刻みました。恐らく適正距離は中距離でしょう。

データが少なく今回で2戦目なので、走って見ないとわからないことは多いですが、少なからず流れたラップからの持続力勝負は強いので、流れた展開から持続力が求められる今回は高評価です。

雨で馬場が荒れすぎなければ。良馬場がベスト。

 

 

 

ヴァルナ

未勝利戦 1着
12.8 – 11.5 – 11.7 – 13.0 – 13.4 – 11.6 – 11.0 – 11.4
ドスローからの瞬発力勝負。ドスローを楽逃げしたので評価できる内容ではありません。

京王杯 3着
12.4 – 11.1 – 11.4 – 11.8 – 11.3 – 11.3 – 11.5
ミドルからの持続力勝負。1400mなので早い流れの持続力勝負は当然で、ここでの好走内容は京都マイルには直結しにくいです。また、1着のタイセイビジョンは次走の朝日杯2着馬の強い馬ですが着差0.6秒。2着馬とも着差0.3秒と離されているので着順は評価できない

京都2歳S 9着
12.5 – 11.4 – 12.1 – 12.2 – 12.2 – 12.6 – 12.1 – 12.0 – 11.8 – 12.6
ミドルからの持続力勝負。内先行するも最終コーナーでガス欠して最下位。持続力というよりかは2000mの距離適性に対応出来なかった内容でした。

これまでのレースを見てこの馬の得意条件はマイル前後の瞬発力勝負今回求められる持続力は現段階では低いと判断します。

馬場と展開を味方に付け、楽に逃げれればかろうじてチャンスはありそうですが、能力や適性面から軽視する予定です。

 

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