中山牝馬S 2021【全頭診断+適性チャート】

この度は記事をご購入頂きありがとうございます。
この記事では中山牝馬Sを適性チャートを使用して全頭診断していきます。
よろしくお願いします。

 

1.コース解説・ラップ分析

中山牝馬S 過去5年の平均ラップ
前後半3F(37.0
-35.5)
12.7 12.1 12.2 12.3 11.9 12.0 12.0 11.5 11.9

坂スタートの為前半スローで流れやすい。

中山記念と同じ舞台ですが、前有利の中山記念に比べ、データで言うとこちらの方が差しが効いています。

個人的仮説ですが、牝馬限定戦の為、中間ラップを比べるとこちらの方が緩んでいます。

普通ペースが緩んでいれば前有利になりますが、中山内回りのコーナー角が緩むことで、後方の馬が捲りやすく、結果的に捲り差しが効きやすくなっていると推測します。

また、2回中山開催週の中山記念より、3週目の中山牝馬Sの方が内の馬場荒れが進んでいることも原因のひとつかと思います。(1回中山はCコース、約1か月後の2回中山はAコースなので、2回中山の初週は内良好)

まとめると、この舞台で必要な適性は持続力+機動力。前半が緩みやすい為、良馬場開催ならタフさ寄りも、トップスピードの質が問われる。

今週は雨予報なので、TSよりもタフさが求められるだろう。

求められる適性
①持続力
②機動力
③タフさ

 

 

2.全頭診断

※枠順や追い切りの評価なしで、馬の適性をフラットに表した物ですので参考程度までに。

チャートや一致率はあくまで目安でお考え下さい。ベースは見解です。

除外対象馬に関しては確定次第追記します。

アブレイズ

この馬のベストパフォーマンスは何といってもフラワーCだろう。

持ち味のスタミナを活かして前傾1.1秒を前から抜け出したレース。

その後オークスではトップスピード比べで負けており、タフさを活かせるレースに適性がある。

そして前走はハイペースで後半上がりの掛かるタフな展開を後方から追い込みハナ差3着なら優秀だし、やはりこういった展開を好むのだろう。

メンバー的にも上がマジックキャッスル、ランブリングアレー、ウラヌスチャームなら能力の裏付けも十分。

今週の中山は土曜午前にまとまった雨予報が出ており道悪濃厚。

愛知杯の見解で述べたように、上がりの掛かるタフな条件への距離短縮時に狙っているので、ここは狙い目かと思う。

※一致率は低いが、雨でTSよりタフさが求められるので、合わない要素としては機動力くらいか。

適性評価:A
能力評価:B
総合評価:A

アルーシャ

この馬はワンペースのスピードを持続させる性能に長けている。

2走前のスワンSや、道中ポジションを上げながら持続力で残したパラダイスSが良い例。

こういった道中からスピードを持続させる能力に長けた馬は、ワンペースラップになりやすい短距離や1400質マイルに適性が向く。

前走はマイルとはいえ、14質寄りになりやすい舞台でもあったので、その点適性の高い舞台だった。

更に延長して中山18だと、通常なら溜めてトップスピードが求められ適性評価は低くなるが、今年は雨でギアチェンジ性能は必要ない。

むしろワンぺースで走れる能力が活きる条件になるので、アルーシャにとっては恵みの雨だろう。

適性評価:A
能力評価:B
総合評価:A

インターミッション

ピッチ走法で機動力もあり持続性能も高く、中山16で好走実績が多いように中山の適性は評価していいだろう。

ただし前走は、相手関係が楽になったなか斤量53キロ。インの好位で立ち回り直線スムーズに真ん中へ出したが上には離された。

ここは単純に能力差だろうし、評価できる内容ではない。

雨でどこまで誤魔化せるかだが、能力的に抑えまでが妥当だろう。

適性評価:B
能力評価:B
総合評価:B

サトノダムゼル

新潟記念でトップスピードが劣ったように、トップスピードよりもタフさが求められる条件の方が合う。

ただそれでも新潟記念5着と適性外のレースで結果を残しポテンシャルは評価していい。

2前走が適性条件で、楽逃げしたトーラスジェミニを交わせなかったが、中山18の適性は十分示した。

前走はハイペースを離れた4番手で追走したが、この馬自身59.4-59.3で進んでおり、中京20でこの入りは展開不利といってもいい。

それでも、7着に残したのは自力の高さだろう。

適性舞台に戻り、ピッチ走法で道悪も苦にしない。

ここは狙い目と見る。

適性評価:S
能力評価:A
総合評価:A

シーズンズギフト

まず紫苑Sを3着したが、ここではコーナーで詰まりながらの競馬だったが、直線入りしてからの加速性能だけで好走したことから機動力はかなり高い馬かと思う。
この時マルターズディオサとパラスアテナに交わされるが、この2頭はコーナー加速を付けての内容なので、評価すべきはシーズンズギフトにある。
前走は折り合いを欠きながらも、直線内の馬郡を捌きイン強襲で4着まで追い込む内容で能力の高さが伺える。
このような馬郡捌きや機動力はピッチ走法なことからも裏付けは取れるだろう。
また、前走、前々走で折り合いを欠いているように、この点は一つ課題で、距離延長はマイナス要素だろう。
揉まれ弱い馬ではあるが、紫苑Sの内容からも外で折り合いを欠くよりかは、内で上手く前に馬を置いて折り合った方がこの馬には良いと思うし、右回りで直線内に刺さる面も見せているので、枠には注目したい。(内枠希望)
また道悪で折り合う可能性もあるので、道悪はひとつプラス要素かと思う。
適性評価:A
能力評価:A
総合評価:A

シャドウディーヴァ

右回りだと内にモタれる面があり、ベストが左回りなのは有名な話だが、クイーンSでは真っ直ぐ走れており成長を感じる。

タイプ的には持続タイプ。

3走前のクイーンSはワンペース持続ラップの中、L4から動かし始め長く脚を使っての着差なし4着と距離ロスを考えたら十分な内容だし、持続性能を高く評価できる内容。

東京1600mのヴィクトリアマイルで大敗したが、14質になり追走不足と道中の接触、イン前有利と理由は付く。

ベストは18~2000mのパワー馬場で持続力勝負。

前走東京新聞杯はL3で最速が踏まれ、以降は持続力比べとなり、道中折り合いを少し欠きながらもラストまで長い脚を使えた。
今回中山に替わるのはプラスに働かないが、そこまでマイナスにもならないと思っている。
東京巧者のイメージが強いが、それは右回りだとモタれる癖があり、消去法で東京となっただけであって、モタレ癖が解消された今なら中山は特に問題ないと思っている。
ただし、機動力という意味では中山向きではないので、舞台替わりはプラスにならないだろう。
道悪に関しては、3走前の府中牝馬Sのパフォーマンスを評価したい。

このレースのラスト3F内のどこかで、加速ラップ(個別)を踏めたのはサラキアとシャドウディーヴァだけ。

そのサラキアには完敗だったが、後のエリ女2着、有馬記念2着馬なら相手が悪かったし、L2をサラキア以外で唯一加速ラップを踏んで食らいついた内容は評価しなくてはならない。

適性評価:B
能力評価:S
総合評価:A

スイープセレリタス

前走着差0.6秒8着だが、後方からかなり長い脚を使って追い込めており、直線途中まで逆手前だったことも踏まえると悲観する内容ではない。
基礎スピードや先行力という意味では距離延長もプラスだろう。
ただし、どちらかというとトップスピードと持続性能を活かしたいタイプかと思うので、道悪というのはひとつ課題。(水分含んでいたうずしおSでも足を取られていたようです)
あとは休み明けでどこまで仕上がっているか、追切などは確認したい。
能力はまだ隠していると思うので、ここがダメでもこの先に期待できるタイプ。
適性評価:B
能力評価:B
総合評価:B

デンコウアンジュ

ピッチ走法で一瞬のキレが長所。

その為外を回すと甘くなり、それが顕著に出たのが、外を回してラスト甘くなりエスポワールに差し返された昨年の中山牝馬S。

先行力がないので、この馬がベストなパフォーマンスを見せる時は基本イン差し競馬。

2走前の愛知杯は外を回して後半厳しくなったし、前走は前有利の中でイン差しで3着馬に着差0.1秒なら十分な内容。

色々注文付きになるし詰まるリスクもあるが一瞬の脚は鋭いのでハマり待ちではあるが、ピッチ走法で小回りへの対応や馬郡を割る能力はあるので、内枠を引きたいところ。

適性評価:A
能力評価:A
総合評価:A

 

ドナアトラエンテ

前走は大逃げがあって後続はミドル程度。重馬場で後半は消耗戦となった。
同位置にいたウイングレイテストはラスト垂れ、一列後ろのワールドヘリテージ、後方差しのニシノカツナリを前で粘っての勝利はタフさの証明だろう。
タイプ的にはストライド走法で持続性能に長けており、前走のようにタフなスタミナも兼ね備えたタイプだろう。
一瞬のキレではなく、先行力と持続性能で押切を計るタイプで、前走道悪の内容からも、今週の重馬場を先行粘り込みならチャンスはあるだろう。
あとは自力がどこまで通用するかだろう。
適性評価:A
能力評価:B
総合評価:A

フェアリーポルカ

まず前走だが、直線入り口でテリトーリアルが膨れた影響を少し受け、L1まで逆手前、騎手コメントからは追い出しでノメッタとのことで、力が出し切れなかったのだろう。
また、急坂を好むタイプでその点で舞台適性が若干外れたとも思う。
牝馬同士ならターコイズSで好内容だし、そのターコイズSは前半の基礎スピードの差なので悪くない。
1800m小回り急坂はベストなので、前走で人気が落ちるなら、ここは巻き返しに期待したい。
不安点は使い詰めローテ。間隔を空けた方が良いだけあって、能力面は1段階落としておく。
適性評価:S
能力評価:B
総合評価:A

ホウオウピースフル

前走は前有利の中、スタートで挟まれて後方からとなり、コーナーでも前に馬がいた為に加速を付けられないまま直線入り、それでもインをついて上がり最速の4着なら力は示している。
稍ピッチな走法で、機動力やギアチェンジに長けている。
また、オークスや秋華賞で折り合いを欠くような面を見せていることから、内枠から前に馬を置いた方が良さそう。
タフさに関してはフローラSで示している通りで、トップスピード比べよりも上がりが掛かったほうが良いだろう。
道悪が折り合い面で良い方向に影響する可能性もあるし、人気を落とすだろう今回は枠次第で面白い存在になりそう。
適性評価:A
能力評価:B
総合評価:A

ランブリングアレー

前走は後方に展開が向き、差しがハマったレースで特別評価はできず、2走前は基礎スピードで劣ったレース内容。
この馬の持ち味は持続性能と先行力で、先行して持続力で押し切るようなレースがベスト。
ギアチェンジや加速性能、トップスピードで好走するような馬ではない。
つまり前走のように溜めに徹して後方待機の競馬になると、少々可能性は低くなるが、これまで通り先行競馬なら期待値は上がる。
その点で鞍上武豊が吉と出るか凶と出るか。個人的にはプラス要素にはならないイメージ。
道悪でノメらなければ、タフさやワンペースで走ることのできる馬なので、熟してくる可能性はある。
機動力タイプではないが、先行出来れば誤魔化しは効く。
適性評価:A
能力評価:A
総合評価:A

リアアメリア

高速馬場巧者のトップスピードタイプで、道悪のタフなレース質には適性不向き。
3歳秋から急激に折り合い面が成長し、しっかり溜めてトップスピードが弾けるようにはなったが、ここではその特徴は活かせない。
急坂は良いが、内回り道悪のここは狙いはここではないだろう。
適性評価:B
能力評価:A
総合評価:B

リリーバレロ

恐らく右回りの対応自体に問題ないが、ベストは左回りの直線長いコースだと思おう。

左回りの直線長い舞台で、直線右手前→残り1F以降左手前に変えてもうひと伸びできる馬で、3.4走前が良い例だろう。

右回りの直線短いコースだどパフォーマンスを落とす可能性は高い。

ちなみに前走は4角と直線で詰まっており度外視はできる。
ただし買い時はここではないように思うし、基礎スピードや持続性能のある馬なので、14質マイルの東京とかがベストではないだろうか。
また、道悪実績はすべて下級条件のもので、ここで適性は語れない。
適性評価:B
能力評価:B
総合評価:B

ロザムール

スロー競馬の逃げ先行競馬で成績を残してきた馬。

4走前はペースが流れて勝はいしたが、後傾1.8秒で前決着の相手薄なので評価はできない。

2走前は後傾1.5秒のスロー逃げでバイアスも向いた。

前走は後傾2秒の超スロー逃げで4着と結果は残したが、強い内容ではなかった。
来るとしたら道悪前有利展開を逃げて残ってしまうパターンだろうが、そこを狙って重い印は打ちにくい。
適性評価:B
能力評価:B
総合評価:B

ロフティフレーズ

前走ニューイヤーSでは力負け。
負けたインターミッションも、今回能力面で評価ができないので、自動的にこちらも評価はできない。
重賞では厳しいか。
適性評価:B
能力評価:B
総合評価:B

3.展開と馬場

重不良開催濃厚。

当日発送時刻の風は落ち着きそうだが、悪天候につきここは読み切れない。

展開や馬場よりも、道悪適性に注目して印を置くのがベストか。

 

4.最終予想

◎ 15サトノダムゼル

〇 11ロザムール

▲ 14シーズンズギフト

☆ 8デンコウアンジュ

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適性チャートとは、馬やレースの適性を可視化したものです。
このチャートは約40個以上ものファクターを駆使し、馬ノスケ独自の理論で構築されております。
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