小倉大賞典 2021【全頭診断+適性チャート】

この度は記事をご購入頂きありがとうございます。
この記事で小倉大賞典を適性チャートを使用して全頭診断していきます。
よろしくお願いします。

 

1.コース解説・ラップ分析

小倉大賞典 過去5年の平均ラップ
前後半3F(35.4-35.5)
12.3 – 11.2 – 11.9 – 11.9 – 11.9 – 12.0 – 11.7 – 11.6 – 12.2

終始11秒台後半で流れ続けるワンペース持続力戦。

機動力と持続力が重要で、展開の恩恵がない限り機動力不足だと差し届かないケースが多い。

ペースが淡々と流れる為、道中は追走力も必要で、溜めて弾けるようなタイプは後半末脚を活かしにくい。

また、1800mは初角までが短い為、2000mと比べ逃げ先行馬が有利。

2000mの小倉記念は過去10年の平均で前半3F(34.67秒)に比べ、小倉大賞典は(35.51秒)比較すると-8.4秒と前半が緩みやすい為前が残りやすい傾向。

ただし今年はディアンドル筆頭に先行馬多数。

特にこのディアンドルがハイペースにする可能性もあるので、平均ペース以上のことも想定して全頭診断していきます。

求められる適性
①持続力
②機動力
③基礎スピード

2.2020年度:総合S評価成績

 

 

3.全頭診断

見解に加え、能力・適性を以下の表のように4段階評価で振り分けました。

あくまで枠順や追い切り確認前の私個人の評価ですので参考程度までに。

評価の内容
能力単純な能力評価
適性「距離」「舞台」「馬場」の適性評価
Sメンバー内で抜けていると評価
A評価は高いが抜けてはいない
B可もなく、不可もなく
C低評価
能力または適性が未知数

除外対象馬に関しては確定次第追記します。

チャートや一致率はあくまで目安でお考え下さい。ベースは見解です。

 

 

アールスター

中山金杯 5着
12.5 – 11.4 – 13.1 – 12.4 – 12.6 – 12.1 – 11.8 – 11.5 – 11.3 – 12.2
スロー持続戦。例年タフさが求められるレースだが、今年はドスロー戦で後半トップスピードが求められた。前有利で後方から上がり最速で追い上げ5着は強い内容。機動力やトップスピード含め評価できる内容。
小倉記念では、ハンデの恩恵+中団最内をロスなく回りイン突きは何もかもが向いたが、機動力やラストまで個別ラップで失速がなかった点は評価できる。

逆にトップスピード瞬発戦という得意条件外のアルゼンチン共和国杯は、3着馬と着差0.3秒と内容は悪くなく、ある程度の中山金杯の内容を踏まえてもトップスピードは評価していいだろう。

つまり、とにかく機動力が求められる舞台がこの馬のベストで、ここの適性も高いだろう。

先行力はできないだろうし、小倉記念でも結果が出ているようにハイペースは歓迎の口だろう。

適性評価:A
能力評価:B
総合評価:A

アドマイヤジャスタ

前走福島記念は上がりの掛かるタフな消耗戦だったが、直線挟まれ壁になり、スムーズに追い出せずそこまでとなった。
この馬のベストは消耗戦であり、機動力不足で後方一発の展開利がないと厳しい。
となると前半落ち着きやすい小倉1800mはマイナスだが、ハイペースになれば函館記念の再来は思い浮かぶ。
ハイペースになりそうな展開予想なら抑えまで。
適性評価:B
能力評価:B
総合評価:B

カデナ

中山金杯 11着
12.5 – 11.4 – 13.1 – 12.4 – 12.6 – 12.1 – 11.8 – 11.5 – 11.3 – 12.2
スロー持続戦。スタート接触があり後方から。このスロー展開をトップハンデ背負って最後方から捲る競馬ではまず物理的に届かない。負けはしたが、右回りでの機動力は最低限見せたので収穫はその点か。
恐らく右回りだと、トップスピードの質や機動力が増す馬だろう。

新潟記念は上がり最速と上がりタイム差0.4秒、毎日王冠はサンレイポケットに差し返され、天皇賞秋はTSの質が低いキセキと上がりタイム0.1秒差。

状態面の問題もあっただろうが、直線左手前の方が爆発力は出ると思う。

つまり、長い直線でTSを活かすような舞台の東京・新潟などは舞台としては合うものの、馬の能力を引き出すには右回りの方が良いと考える。

昨年好走している舞台だが、トップハンデだし小倉1800mなら展開の助けは欲しいところだが、適性面は足りている。

適性評価:B
能力評価:A
総合評価:B

ショウナンバルディ

中山金杯 13着
12.5 – 11.4 – 13.1 – 12.4 – 12.6 – 12.1 – 11.8 – 11.5 – 11.3 – 12.2
スロー持続戦。スタート接触から進路カットでポジションが取れず後方から。直線も詰まっており不利だらけの競馬になったし、トップスピードが足りない馬で展開も向かなかった。度外視でいい。

ピッチ走法でコーナリング性能が高く、中日新聞杯のようにTS持続戦だと甘くなるが、この舞台ではTS持続が問われない分その心配はない。

道中のスピードには対応できるし、TS持続はないが8割程度のスピードを持続させる能力は持ち合わせていることは、明石Sを加速ラップで終えていることからもわかる。

垂水Sではハイペースを番手で走り、マークされたランブリングアレーに着差0.3秒付けられるも斤量2キロ差あったので、能力面を疑う内容ではない。

内をロスなく立ち回るような機動力競馬がこの馬の持ち味なので、まずは内枠確保したいところ。

ただ先行力があり、立ち回りの上手い馬なので、展開やバイアス有利は欲しいところ。
となるとハイペースになった場合不利を受ける可能性があることは頭に入れておきたい。
適性評価:A
能力評価:B
総合評価:B

テリトーリアル

中山金杯 6着
12.5 – 11.4 – 13.1 – 12.4 – 12.6 – 12.1 – 11.8 – 11.5 – 11.3 – 12.2
スロー持続戦。好位で立ち回るも直線キレ負け。そもそもトップスピードの質は低いので、展開が変わっていたら着順は上がっていただろう。
前走や2走前の中日新聞杯は直線トップスピードが求められてのキレ負けで適性外。

3走前のオクトーバーSでも、前傾質の上がりの掛かる展開を、番手から押し切り上がり最速のおまけ付きなのは評価できる。

タフなパワー馬場向きな馬で、先週までの平均時計小倉馬場はプラスにならなければマイナスにもならないが、週中の雨と雪で時計は先週より掛かる可能性はある。

スローになれば近2走のように決め手で劣るだろうが、平均ペースで流れれば対応は可能だろう。

ただハイペースだと展開不利は受けそうなので、重い印は打ちにくいか。
適性評価:A
能力評価:B
総合評価:B

ディアンドル

前走はハイペース逃げで絡まれ展開不利で度外視だが、そもそも距離が長い。
前走よりも条件は向くが、自力的にも14から12短縮までは軽視したい。
あとハイペースにする可能性があるので、その点展開予想の軸にはなりそうだが。
適性評価:C
能力評価:C
総合評価:C

デンコウアンジュ

愛知杯 6着
12.3 – 10.2 – 11.8 – 12.0 – 11.6 – 11.8 – 12.6 – 12.3 – 12.0 – 12.1
ハイペース持続戦。後続も速く流れた溜めに、直線上位馬以外は脚が上がっていた。デンコウアンジュも大外を回す競馬では厳しかっただろう。

ピッチ走法で一瞬のキレが売り。

その為外を回すと甘くなり、それが顕著に出たのが、外を回してラスト甘くなりエスポワールに差し返された昨年の中山牝馬S。

先行力がないので、この馬がベストなパフォーマンスを見せる時は基本イン差し競馬。

色々注文付きになるし詰まるリスクもあるが一瞬の脚は鋭い。

ピッチ走法で小回りへの対応や馬郡を割る能力はあるので、内枠を引きたいところ。

※内枠なら適性Aレベル

適性評価:B
能力評価:A
総合評価:A

トーラスジェミニ

函館記念はハイペース逃げで着差0.4秒に粘り内容としては強い。
基本的には巴賞やディセンバーSのように、前半スロー→中盤から流して持続戦に持ち込む競馬を得意としている。
となると前半スローになりやすく、中間は11秒台後半のラップが淡々と刻まれやすい小倉1800mの舞台は合う。
コース解説で話した通り、先行力はアドバンテージになるし、マイペースで運べれば十分チャンスはある。
不安点は、逃げ候補のディアンドルとの端争いでマイペース逃げが叶わない可能性と、タフな馬場がベストだという点。
今の小倉は平均程度なので、この馬にとってマイナスにもならないが、プラスにはならないだろう。
ただ週中の雨や雪の影響でパワー馬場にシフトしていく可能性はある。
ただし、一番重要なのはディアンドルの出方だろう。
適性評価:B
能力評価:B
総合評価:B

ドゥオーモ

福島記念 12着
12.6 – 11.3 – 11.8 – 11.9 – 12.0 – 11.8 – 11.7 – 12.0 – 12.1 – 12.4
ミドル持続戦。前有利の展開でこの位置取りでは物理的に届かない。馬場もタフな方がよく、この時期の福島は比較的良好なので、その点も合わなかったか。
とにかくタフなレースや馬場がベストで、前有利になりやすい小倉1800mの特性上、本質的な適性は合わないが、ハイペースとなれば話は別。
函館記念のようなハイペース+タフな馬場の条件がそろえば十分馬券にはなるだろう。
週中の雨や雪は助けになるだろうし、ハイペース想定なら抑えは必要か。
適性評価:B
能力評価:B
総合評価:B

バイオスパーク

中山金杯 10着
12.5 – 11.4 – 13.1 – 12.4 – 12.6 – 12.1 – 11.8 – 11.5 – 11.3 – 12.2
スロー持続戦。後半トップスピードが問われ適性外のレース質。加えて直線進路カットを食らい壁になってしまった。外枠からの競馬もこの馬の好走パターンから外れており度外視でいい。

2走前の福島記念は内外フラットのバイアスを内で立ち回り、直線逆手前で押し切る内容。
追い切りもかなり軽めの調整だったことを踏まえると8割仕上げくらいだったかと思うし、底は見せていないか。

3走前の京都大賞典はTS瞬発戦になり、TS不足のこの馬にとって度外視できる1戦。

4走前の函館記念は消耗戦となり、内を通ってインを突いたが、コーナー不利もあったし内容は悪くない3着だったと思う。

内で立ち回るのがこの馬のパターンで馬郡も割れるので、まずは内枠が欲しいところ。

適性評価:A
能力評価:A
総合評価:A

フェアリーポルカ

ターコイズS 3着
12.0 – 11.3 – 11.2 – 12.0 – 11.8 – 12.1 – 11.9 – 12.3
ハイペース持続戦。後続はミドル程度。4角8番手から良い脚で追い込んだが3着まで。この差は前半の基礎スピードの差だろう。それでもレース全体で速いペースに対応できたのは評価できるし、斤量56で上2頭は斤量54。この相手関係なら十分走れている。
稍ピッチ走法の馬で機動力が高い。小倉はまず問題ないし、前走は前半14質の差だったが、今回距離延長でその不安点は解消されるだろう。
延長とは言っても、レース全体で11秒台のラップが淡々と刻まれるレースで、そういった速いペースはこの馬自体問題ないし、緩むラップよりも得意としている。
先週の小倉は平均時計。週中の雨と雪でもう少しパワー馬場にシフトしてくれれば期待値は上昇するだろう。
ただ今の馬場でも期待値は十分高く、中~内枠からインの好位で立ち回るのが理想。
先行力的に好位~中団になると思うし、展開には左右されにくく、スローのトップスピード戦にならない限り大崩れはないだろう。
適性評価:S
能力評価:A
総合評価:S

ベステンダンク

※劣化傾向為チャート化不可
前走は加速ラップのところで付いていけなくなりスピード負け。
9歳馬ということもあり、流石に劣化してきた印象。
長く良い脚を使うタイプだが、トップハンデでスピードがある程度求められる舞台では流石に足りないか。
適性評価:B
能力評価:C
総合評価:C

ボッケリーニ

中日新聞杯 1着
12.6 – 11.1 – 12.7 – 12.7 – 12.4 – 12.3 – 11.9 – 11.5 – 11.1 – 11.8
スロー持続戦。内のバイアスは味方したし、相手関係的にも少々手薄。ここで評価できる要素は機動力で、その点は今回に繋がるだろう。ただ評価したいのは3走前。
この馬の得意条件は4~5F持続力戦。いわゆるロングスプリントというやつです。
その能力を示したのが3走前。
バイアスが外にあったとは言え、3.4角はかなり速いラップでコーナー外を回され直線ではサラキアに進路カットされている。
後傾質でレース全体でも終始11秒台で流れ続け、後半はスピードと持続力が問われた、いわゆるロングスプリント戦だった。
そこで不利を受けながらもサラキアに着差0.2秒なら文句はない。
ピッチ走法気味で機動力も高く、それは前走で証明した通り。
本質的に合うのは機動力の活かせるロングスプリント競馬。
となると小倉18、函館18、阪神20などが思い当たり、この舞台は本質的にはドンピシャだろう。
ただ1点嫌った要素は、今回ハイペースまで想定できる点。
ハイペース前受けはもちろんだが、後半上がりの掛かる展開になった場合、得意のロングスプリント戦とは行かず、真逆に近い消耗戦になってしまう。
これまでハイパフォーマンスをしてきたのは後傾質の後半スピード競馬だったので、その点に引っ掛かり、今回Sは出せなかった。
本質的には適性はあるし、能力もここでは上位だろうが、ハイペースになった時パフォーマンスを下げる可能性を考慮し今回は評価を落とす。
適性評価:A
能力評価:S
総合評価:A

ロードクエスト

中山金杯 8着
12.5 – 11.4 – 13.1 – 12.4 – 12.6 – 12.1 – 11.8 – 11.5 – 11.3 – 12.2
スロー持続戦。後方からとなり、スローで前の馬が溜めに徹している中、L4から捲り始め追い込んだ。この展開で後方捲りは流石に厳しいが、しっかり長い脚を使えた点は評価していい。
4走前の小倉記念では、ハイペース早仕掛けの(11.5‐11.7)をコーナー外は流石にキツイく、同じく早仕掛けで1頭分内のランブリングアレーが斤量4キロ軽く、それでいて着差0.1秒と大差ない結果は評価して良い。

3走前の福島記念は後方過ぎてバイアス的にも物理的に無理。

2走前のチャレンジCは、向正面外に出した瞬間掛かり行ってしまい、速いコーナーラップを外回しでは直線全くなのも仕方ない。

と近走凡走にはすべて理由が付き、小倉記念や中山金杯では能力を評価できる内容で消化できている。
適性も高いし巻き返しに期待している。
適性評価:A
能力評価:A
総合評価:A

ヴァンケドミンゴ

中山金杯 11着
12.5 – 11.4 – 13.1 – 12.4 – 12.6 – 12.1 – 11.8 – 11.5 – 11.3 – 12.2
スロー持続戦。前半スローとはいえ、いつもと違ってポジションを取りに行ったこと+直線急坂が直線垂れた敗因だろう。

福島巧者で小回りタフなレースも対応できるし、カシオペアSのようなTS戦にも対応してくる万能性を持っている。

前走は上記の通り敗因は明確で、とにかく溜める競馬がベストだろう。

今回小倉に替わるが、小回り平坦なら対応可能で適性面は問題ない。

内で起用に立ち回るよりも、溜めて外を捲る競馬を得意としているので内すぎる枠はあまり引きたくはない。

前走凡走で人気は落ちるだろうし、すぐ初角に入る関係で内枠有利な舞台だが、馬的には中~外枠の方が走りやすいだろう。

ハイペースなら期待値は上昇しそう。

適性評価:B
能力評価:A
総合評価:A

ヴァンランディ

ピッチ走法よりで機動力や加速性のがあり、タイプ的にはトップスピード寄り。
つまり、小回り内回りコースを好位で立ち回り小足を使って抜け出すような、エアウィンザー的な走りが合うだろう。
逆を返すと、ハイペース消耗戦になった時、この馬の良さは活かせない可能性が高い。
スロー~ミドル想定ならチャンスはあるし、これまでの相手関係からも、それなりの能力は持ってそうな印象。
適性評価:B
能力評価:B
総合評価:B

4.展開と馬場

土曜の小倉芝は平均。先週よりもタフ寄りにシフトしている。

バイアスは中~外に向き、内ラチは嫌われて避けられている。

そして前がやや不利で、平均ペースなら好位~中団が狙い目。

後方大外を回す馬は、インが嫌われ馬郡が外に膨れているため大幅なロスになるだろう。

展開はミドル~ハイペースを想定。

先行馬もそこそこで、大外にディアンドルで、まずスローはないと読む。

今日の傾向からすると騎手心理的にあまり飛ばしたがらないだろうが、ディアンドル次第でハイペースまで想定。

狙いとしては好位中団につけられる馬。

極端な追い込み脚質はコーナーロスの不利が生じる可能性が高く、重たい印は避けたい。

 

 

5.最終予想

◎ 7フェアリーポルカ

〇 6アールスター

▲ 2ヴァンケドミンゴ

☆ 11ロードクエスト

☆ 1カデナ

抑 3連系なら手広く

>適性チャートとは?

適性チャートとは?


適性チャートとは、馬やレースの適性を可視化したものです。
このチャートは約40個以上ものファクターを駆使し、馬ノスケ独自の理論で構築されております。
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