1.コース解説・ラップ分析
前後半3F(36.1-34.6)
12.7 11.1 12.3 12.3 12.4 12.3 12.4 12.2 12.1 11.5 11.3 11.8
オークス同様、近年馬場の高速化で中間ラップが若干速くなっているが、後傾ラップから後半ギアチェンジを求められる瞬発力勝負が平均。
基本的にはギアチェンジとトップスピードが求められるが、メンバーによっても変わるのでその辺りは枠順が出てから吟味したい。
またこの週からCコース替わりとなり、本来1枠となるゲートが空ゲートとなる為、内枠が圧倒的有利な傾向。
ローテーションとしては、同じ東京2400mの青葉賞組が過去5年で(0-0-1-9)と馬券になっておらず、前走皐月賞組が過去5年の馬券内15頭の内11頭と圧倒的。
皐月賞を叩き台に使ったゆとりある直行ローテが現代競馬のトレンドとなっている。
皐月賞とダービーは適性的にマッチしないが、皐月賞より前にトップスピード+瞬発力が求められる重賞好走経験がだいたいあったりする。(有名なのは共同通信杯→皐月賞)
またNHKマイル組は過去10年で(0-0-0-22)と壊滅状態。
間隔や上積みが見込めない辺りも影響としてあるだろう。
距離適性に関してはオークス同様、この舞台が初の2400mとなる馬が多い為、実績や経験ない馬が多数。
見分けるポイントとしては折り合いと走法。
折り合い面に不安がなく、走法は標準~ストライドの馬なら初の2400mも問題ないだろう。
ペースが流れるのであれば、ストライド馬のアドバンテージが増すと考える。
2.想定される展開&馬場の適性予想
逃げ想定はバスラットレオン、タイトルホルダー。
どちらも外枠に入り、その他先行馬も外に入ったので前半は平均~稍ハイペースが想定され、中間中弛みのようなラップ展開が可能性としては高いだろう。
となると狙いは、広いストライドを活かして好位中団からの差してこれる馬。
先週までの馬場は、高速馬場とはいえ差しが決まる稍タフなイメージもあるので、Cコース替わりの変化はしっかり確認したい。
そのCコース替わり初週だが、1.2枠で掲示板に着た馬はゼロ。
外差しが目立った土曜競馬だった。
恐らく変則開催や雨、エアレーション実施の有無などが関係しているだろう。
この馬場なら上記の通り狙いとしては、広いストライドを活かして好位中団からの差してこれる馬を狙っていきたい。
なお、究極の上がり勝負にはならないと思うので、トップスピードよりも持続性能を重視。
①持続力
②トップスピード
3.全頭診断
※適性チャートは当日朝までに更新します。
1枠1番 エフフォーリア
特徴はストライドが広く長く脚を使え、トップスピードの質が高い。
それを示したのが前走で、3.4角向かい風の影響もあり前半3F37.4秒、5F61.9秒と前半がかなり緩んだレースで、L4からペースアップしたことにより、求められた適性はトップスピード×TS持続。
その展開を好位から抜け出し着差0.4秒の快勝と、非常に強い内容だったとともに、TS質やTS持続に関してはかなり高く評価でき、同時にダービーへの適性も示した内容でもあった。
前走皐月賞では、スタートからポジションを確保し4番手追走。
馬郡で折り合いながらも、前半のアップダウンに付き合わされた負荷はあったはず。そのリカバリーとなったのがL5手前の加速段階。
レッドベルオーブが折り合いを欠いて主張するとすぐさま控えたのは横山武史騎手のファインプレーだし、そこで操縦性の高さを見せたエフフォーリアも評価しないといけない。
とはいえ、これまでトップスピード持続戦で力を示してきた馬が、追走も苦にせず消耗戦を先行抜け出しで圧勝したのは馬の能力を再評価しないといけない。
能力面もそうだが、折り合いや操縦性の高さはダービーに活きる内容。
今回1枠確保で、揉まれて力が出し切れない可能性はあるが、並びとテンのスピード的に揉まれるようなポジションになる可能性は低く、ギアチェンジのできる馬でもあるので揉まれなければ内枠はマイナスにはならない。
不安点は先行力が仇になるパターン。
想定される展開でも話したが、前半平均~稍ハイの中間中弛みを想定しており、イメージとしてはオークスのような差し決着(この辺りは馬場も関わるので、土曜のバイアスを見て最終判断します)
つまり展開不利を受ける可能性は考えている。
ただしポテンシャルは1枚上だし、適性も文句なしなので、その点は考慮したい。
1枠2番 ヴィクティファルス
ピッチ走法で機動力に長けているタイプかと思う。
内回りや小回り経験は浅いが、先行して小足を使って抜け出すような競馬がベストだろう。
外回りトップスピード戦だと共同通信杯2着の実績はあるが、トップスピード性能だとエフフォーリアやシャフリヤール相手に劣った。
ここで評価できるのは持続力や底力的なタフな要素であり、これらを考慮しても、やはりベストは先行して前目から機動力と持続性能で抜け出し粘り込む形。
ただし先行出来ないのがこの馬の弱みであり、ハーツ産駒の若駒に見られるトモの発達遅れが先行力に影響しているのだろう。
スプリングSでは後方一気の競馬内容だったが、道悪適性+直線追い風(強風、推定6m)の影響をモロに受けた形となり、ラストの末脚を大幅に後押しした形となったため評価は難しい。
皐月賞は着差1.5秒の惨敗だったが、4角接触で外に弾かれその後進路カットされている関係で勝負になっていないので、着差に関しては度外視で良いが、不利なくても掲示板は難しかっただろう。
やはり先行してなんぼなタイプで、新馬戦や共同通信杯は小頭数やメンバー構成でポジションは取れたが、テンのスピードが足りない今の現状では買い要素としては少ない。
内枠確保はプラス要素ではあるが、それ以外の買い材料としては少ない印象。
2枠3番 タイムトゥヘヴン
2枠4番 レッドジェネシス
上がりの掛かる消耗質に適性のあるタイプで、上がりの掛かる競馬で成績を残してきている。
京都新聞杯ではL5(11.4-11.5-11.5-12.0-12.6)と早めにラップが速くなった関係で後半上がりの掛かるレース質になったことが好走要因だろう。
距離に関しては、同距離で急坂2回のゆきやなぎ賞を好走しているだけあるので熟せるはずだが、後半スピードが求められる展開になったらスピード負けする可能性が高い。
雨が降れば出番だろう。
3枠5番 ディープモンスター
ストライド走法でトップスピードで好走するタイプではなく、中長距離的なタフさと持続性能で追い込む馬かと思う。
エリカ賞ではL2(11.1秒)が刻まれたラップで、上がり最速とは言え他馬比較で抜けられず、アドマイヤハダルを捉えられなかった点からもTS質はそこまで高くない。
後半時計の掛かるようなレースがベストなのだろう。
すみれSではスタート後にヨレて後方から、直線一気で追い込む大味な競馬で快勝し強そうには見えるが、ラップ的にはハイペース中弛みで後方超有利の展開。
相手関係的にも疑問で評価としては難しい内容ではある。
皐月賞では基礎スピード的にも忙しめの競馬で、ラストは良い脚を使えているが追い込み切れず、やはり中長距離のタフなレースがベストだろう。
今回は延長+大箱と適性条件は好転するが、トップスピードが求められた場合キレ負けする可能性は高いので、ダービーよりも菊花賞向きなイメージ。
上がりの掛かるダービーになればチャンスはあっていいが、その辺りは展開待ちだろう。
3枠6番 バジオウ
ストライドが広く長く脚を使う持続質の馬だろう。
東京で連対を外していないのも頷けるタイプではある。
ただし、セントポーリア賞でグレートマジシャンに着差0.4秒。上がりタイム0.9秒差付けられた通りで、トップスピード戦では足りないだろう。
チャンスがあるとすれば、先行力と持続性能を活かす形でスローからの4~5戦だろう。
イメージだと2年前のロジャーバローズのような競馬で、チャンスはあっていい。
4枠7番 グラティアス
ピッチ寄りの走法で機動力が高く、小足が使えるタイプでもある。
京成杯では、その特徴を活かしインベタからイン突き、コーナー後加速で突き放して、NZT2着になるタイムトゥヘヴンに着差0.4秒は立派。
この時ドスロー展開でポジションの利は大きそうだが、前半2~3F目で(10.9-14.0)の減速3.1秒を先行勢は食らっているのでここの負荷は大きく、ドスローながら他の先行勢は直線で伸びきれていない。
京成杯は高く評価していいだろう。
皐月賞は6着と負けはしたが、外枠から外を回し続けたのはピッチ走法なことも踏まえても距離ロスは大きかったし、掲示板の馬はこの馬よりも内を回した馬での決着。
4角でも外へ弾かれる不利があり、内枠から立ち回れていれば2着争い可能だったはず。
内容だけで言ったら、かなり良い内容だったので能力的な要素から巻き返しには期待はしていいだろう。
ただし適性的な要素だと中山>東京だと思うので、能力と枠でどこまで通用するか見どころはある。
4枠8番 ヨーホーレイク
ストライド走法で持続性能が高いタイプ。
きさらぎ賞は後方有利の展開を持続力活かして追い込む内容で、コーナー外の負荷とロスが負けた敗因だろうが、少々パンチ不足。
ストライドが広くパンチ不足で不器用で、となると中山内回りで追い込み切れない内容には頷けて、皐月賞でもマンマその形で5着と届かなかった。
今回大箱代わりになるのはプラスではあるが、パンチ不足なことを考えると瞬発力勝負ならキレ負けするイメージは強い。
上がりが掛かり前が崩れる展開の助けは必要だが、今回はその展開は想定される。
走法的にも、展開次第で1発あっておかしくない。
5枠9番 ラーゴム
きさらぎ賞は7F以降速くなり(13.1 – 11.6 – 12.7 – 12.0 – 11.8 – 11.9 – 12.3 – 11.9 – 11.5 – 12.2)となっているが、上り坂区間からのペースアップと、その後のアップダウンを考慮すると先行勢にはかなり厳しいレースラップとなっている。
結果的にも先行勢が壊滅し後方差し展開となったが、そんな中折り合い少し欠きながら先行して抜け出し、上がり2位の脚でホープフル3着のヨーホーレイクの猛追を凌ぎ切った内容は高く評価しないといけない。
この馬の特徴は上記の内容からも分かるように、スタミナ的な要素だろう。
速い上りは使えないが、ストライドが広くタフなレースで力を発揮してくるスタミナ型かと思う。
アイビーSでホープフル2着馬のオーソクレースに決め手の差で負けたのも良い例である。
期待した皐月賞では、上がりの掛かるタフな条件になったものの、延長ローテで折り合いをガッツリ欠き後半ガス欠となった。
今回更に延長して折り合いの課題が増し、高速東京条件で後半スピードが求められるとなると適性的には推し材料が少ない。
5枠10番 シャフリヤール
一瞬のキレではなく、ストライドを活かした持続性能が長所。
共同通信杯では個別最速ラップではキングストンボーイに劣るも、L3ラップではエフフォーリアとほぼ同タイムで上がってきており、エフフォーリアもトップスピードとストライドを活かした持続性能に長けているタイプということからも、シャフリヤールの長所に関しては裏付けが取れる。
毎日杯でも、瞬発力ではなくロングスプリント系の持続力が求められたことにより、この馬向きの展開となったことが勝利に繋がったのだろう。
ただし、先述したように瞬発力の切れ味は少々足りない印象で、3F戦になるとキレ負けの可能性は出てくる。
不安点は距離。
行きたがる面を見せるので、折り合いは課題だろう。
前走のように馬郡で壁を作って折り合えればいいが、折り合い的にも本質的にも前走のような11秒台で流れるような競馬がベストなように思えるので、2400の溜めて切れ味勝負のような中距離質だと距離適性でプラスには働かない印象。
前走内容からも基礎スピードが活きるマイル~2000mがベストなように思える。
とはいえ、今回枠は外目だが並び的に前に馬はおけそうで、折り合い不安は軽減されるだろう。
今回瞬発力比べになる可能性も低いと見ているので、チャンスはあっていい。
6枠11番 ステラヴェローチェ
この馬はストライド走法で持続性能に長けていることが武器。
究極の上がり勝負では世代トップクラスにキレ負けする可能性はあり、それが顕著に出たのが共同通信杯。
後継-3.6秒、1000m通過1分1秒9と風の影響もあり超ドスロー競馬。
他馬より斤量+1キロはギアチェンジ区間で重荷になっただろうし、こういったトップスピードが問われる究極の上がり勝負ではキレ負けしてしまう。
逆に上がりの掛かるタフなレース展開でパフォーマンスを上げる傾向にあり、不良馬場で行われたサウジアラビアRCでは着差0.5秒の圧勝。
上がりの掛かった皐月賞でも、内からしぶとく伸びて3着に好走している。
つまり、後半トップスピードが求められないタフな展開に適性があり、今の高速東京でトップスピード戦になった場合キレ負けする可能性が高いが、そこまでトップスピードが求められない展開は想定できるしい、馬場も例年よりタフな傾向なので外差しが決まるようであれば、この馬でも好走可能圏内には入るだろう。
延長に関しては折り合いとストライドからして問題はないが、機動力がありトップスピードに欠けるとなると、内回りのタフな舞台がベストだろう。
6枠12番 ワンダフルタウン
スパッとキレる脚はなく、大トビなストライドを活かした持続性能が持ち味だろう。
このトビの大きさを考慮しても東京2400は問題ない。というのは前走の青葉賞を見ての通り。
青葉賞は馬郡縦長の平均ペースから中間中弛みで4角団子状態になったことで先行馬不利の差し決着の展開。
それを前半離れた好位6番手のインでじっくり溜め、直線スムーズに進路が空いたことで、展開やポジション取りなどがハマった中での勝利。
走破時計的にも、そこまで強い内容ではなかった。
内容的にも、キングストンボーイもワンダフルタウンと同型の持続性能タイプなので瞬発力で上回ったという印象はなく、ポジション利と直線のスムーズさでの先着だっただろうが、それでもレベルの高かった共同通信杯組で2.3着ヴィクティファルス・シャフリヤールと着差なしの4着馬に競り勝ったのは一定の評価しないといけない。
東京2400自体は問題なくこなせるので、あとは自力でどこまで。といった形だろう。
7枠13番 グレートマジシャン
この馬の武器はトップスピードや瞬発力。そのスピードを維持できる持続性能だろう。
速いスピードを持続することに長けており、セントポーリア賞では高速スローだったとはいえ、L3個別で(11.2-11.1-11.0)程度の速さで減速せず楽に走り切れたのは評価していいし、中間ソエの影響で仕上がり万全でなかった点を踏まえても、後半の上がりや走破時計は優秀だろう。
毎日杯では溜めの効かないロングスプリント系の持続戦を、勝馬シャフリヤールとハナ差の接戦でレコード決着と力を見せた。
結果的に負けではあるが、ペースが流れたことにより一瞬のキレを活かすタイプではないシャフリヤールに展開が向いた形となってしまった。
逆を返せば得意な展開だったシャフリヤールとハナ差レコードなら高い評価をしていいだろう。
内容的にも気性的に行きたがって、向こう正面進路カットで頭を上げるロスもあるし、負けはしたがここの差は前半のロスと基礎スピード分と考えているので、延長すれば逆転の可能性は十分にある。
また、これまで小頭数で揉まれない競馬をしてきているので、今回多頭数だが外枠ならその懸念は少ない。
ただし、延長2400mでは少々行きたがる気性面が課題となるだろう。
その課題さえクリアできれば2400mは追走的にもプラスで、輸送なく2勝上げている東京替わりもプラス。
後半のスピード勝負には強いので、例年のようにCコース替わりのイン前バイアスが強くないのであれば有力候補だろう。
今年は例年のような超高速馬場ではなく、差しが決まっているので土曜の馬場は重要。
7枠14番 タイトルホルダー
この馬の得意条件は、上がりの掛かるタフな展開でスタミナと底力を活かした粘り込みがベスト。
皐月賞では、3F換算前傾0.7秒のレースを番手で運び、L5手前でレッドベルオーブに被され、それにつられてペースアップ。
そのまま端へ立ってL5(11.4 11.9 12.1 12.3 12.6)を粘り切っての2着。
前傾戦に加え前半5Fはアップダウンに付き合わされており、消耗戦に対応するだけのスタミナと、ロングスパート性能を高く評価できる内容。
これだけのスタミナを証明できるのだから、距離延長自体は問題ないだろう。
弥生賞では、NHKマイル勝ち馬のシュネルマイスター相手に上がり同タイムで寄せ付けなかった点も評価できるが、ドスロー単騎逃げではレースラップL2(11.0秒)は不思議な数字ではない。
つまり、トップスピードタイプではなく、スタミナや底力を活かした持続性能が強みで、スローから平均の高速東京では後半のスピード不足となる可能性が高い。
狙いとしては菊花賞>ダービーで考えているが、距離は問題ないのでハマれば。
8枠15番 アドマイヤハダル
若葉Sやエリカ賞など内回りで成績を出しているが、ストライドが広く本質的には大箱の舞台でロングスプリントがベストに思える。
ロングスプリント競馬になった若葉賞で、ホープフル5着のシュヴァリエローズ相手に着差0.5秒と快勝したことからも裏付けは取れる。
軽い馬場でスピードを活かしたいタイプなので、皐月賞の敗因は道悪パワー馬場に原因を求めて良いが、それでも適性条件のステラヴェローチェ相手に着差0.1秒の4着なら評価していい内容だろう。
内枠から馬郡で競馬できたという点も収穫材料。
今回、舞台が高速東京に替わるのはプラス。
折り合いに関してもドスロー2000mで中間13秒台に突入したエリカ賞を番手で折り合いばっちりだった内容から問題ないし、ストライド走法なことからも延長は問題ないだろう。
足りないとなればスローの3F戦だと思うので、そうならなければ巻き返しに期待できる。
あとは外枠がどうか。
内枠有利な舞台でロスは少々大きい点は考慮したい。
8枠16番 サトノレイナス
これまでソダシに先着を許してきた内容だが、敗因は明確で基礎スピード。
マイルでは忙しい面を見せており、基礎スピード的にも中距離に適性を示しておい距離延長はプラスでしかない。
この馬の武器はストライド走法から来る持続性能だが、兄サトノフラッグに似た機動力も持ち合わせているタイプ。
ただ兄と違う点は、高いトップスピード性能も持ち合わせているという点。
桜花賞では出遅れと基礎スピードで置いて行かれ、14質系のレースで差し遅れと、阪神JFの再現のような内容だったが、それでもL1個別で(11.1秒)程度を刻めているだけあって末の質は高い。
この辺りは同じく後方競馬のククナと比較をしたらわかりやすい。(使える脚が短いククナとL1比較するのは酷だが、最速値計算でもサトノレイナスの方が上と見て良い)
今回ダービー参戦で牡馬相手となるが、NHKマイルで牝馬のソングラインがハナ差2着し、朝日杯勝ち馬のグレナディアガーズに先着したように、牡馬牝馬の差は明確にはないという印象。
なにより桜花賞の末脚が強烈すぎたので、これだけの脚が使えるのであれば牡馬相手にも一矢報いて良いのではないだろうかと思う。
8枠17番 バスラットレオン
恐らく前半の基礎スピードが求められる形、つまり14質になるレース質よりも、後傾質で中間で溜めの効くレース質が合う印象。
確かに全3勝すべて逃げてた結果だが、全て後傾ラップで中間は緩んだ内容だが、特に前走は下り坂の影響で中間流れやすい中山で、後傾ラップの中間(11.7-11.8-11.7)と緩んだラップによるハイパフォーマンス。
朝日杯は前半基礎スピードが求められた14質の形となり、グレナディアーズと比較してパフォーマンスを落としたことからも、マイル~2000mが距離的なベストかと思う。
ピッチ走法で機動力が高いことからも、ベストは内回りで行われ道中緩みやすい中山18~20、阪神20辺りかと思う。
今回の東京替わりは、持ち味である機動力が活きないのでプラスには働かないだろう。
また、スピード性能ではなく底力や粘り強さという点が長けているタイプかと思うので、距離は熟せても東京でパフォーマンスを更に上げてくるタイプには思いずらい。
適性で言ったらNZTを見ての通り中山>と東京と見るのが妥当だろう。
4.最終予想
◎ 13グレートマジシャン
〇 1エフフォーリア
▲ 8ヨーホーレイク
☆ 11ステラヴェローチェ
△ 16サトノレイナス