回顧【スプリングS・阪神大賞典】

1.スプリングS

ラップ
(37.2-37.0)

12.8 11.7 12.7 13.0 12.3 12.5 12.4 12.1 12.5
タフさや道悪適性に関して特に求められたレース質であった

トラックバイアス
馬場はフラットだが、内は生きていなかった。直線追い風(推定7m)と強く、バイアス的には差し馬に向いた。

1着 ヴィクティファルス
個別ラップではL1他馬を突き放しているが、直線追い風の影響は大きく受けた形だろう。ここだけで能力の裏付けは取れない。ただ。タフさや道悪適性に関しては評価できる内容。以下予想文「トップスピードは高くないが粘り込める持続力や底力的なタフな要素も評価できた」と、この通りであった。

2着 アサマノイタズラ
こちらに関しても道悪適性の高さを見せた。以下予想文「急坂に関しては苦にならず、掻き込み系の走法をしているので、良馬場のスピード比べより道悪の方が誤魔化せる可能性はある」と、この通り。

3着 ボーデン
荒れた内を通ったので、バイアス不利。以下予想文「前走未勝利戦の圧勝劇だろう。このレースで後続は持続性能が問われ、ボーデンは4角から押し上げスピードに乗ってからほぼ衰えず突き抜けた。このパフォーマンスを演出できたのは、ストライドの大ききからくる持続性能があってこそだろう。ただストライドが広い分、内回りや道悪に関しは疑問が付くし、新馬戦では急坂での加速性能に劣っていた。ベストは持続性能が活かせる広いコースの中距離で、良馬場条件という印象。」の通り、バイアス不利で3着は能力の裏付け。機動力競馬よりも大箱向きだろう。

その他不利馬
ランドオブリバティ:折り合いを欠き、気性難は今後も課題だろう。
イルーシヴパンサー:外で壁を作れず折り合いを欠いている。それでも直線伸び返した辺り能力負けではない。基礎スピード的観点からも短縮で見たい。

総括
このレースで能力差ははっきりしていないが、ボーデンやイルーシヴパンサーも能力の裏付けが取れる内容で今後が楽しみ。ランドオブリバティはやはり成長しなければ。。。

 

 

2.阪神大賞典

ラップ
(37.3-37.4)(62.4-61.7)

12.9 11.7 12.7 12.4 12.7 12.4 12.6 13.3 12.8 12.1 12.2 12.1 12.2 12.3 12.9
馬場の影響もあり、スタミナやタフさが求められた内容。

トラックバイアス
トラックバイアスなし。直線向かい風(推定4m)で、やや先行有利なバイアスだが、レースへの影響はあまりなかったと考えられる。

1着 ディープボンド
予想文引用「大トビでスタミナ型。上がりの掛かるタフなレース展開でこそ持ち前の粘り強さが活きる。」このように、とにかくスタミナが求められた今回は条件が向いた。道悪を熟せたのも収穫。

2着 ユーキャンスマイル
レース前に懸念していた喉なりや、内に刺さる面はなく、しっかり真っ直ぐ走れていたのは収穫。好位で立ち回ったディープボンドは捉えられなかったが、位置取りの差であって内容は十分。スタミナが求められた展開でも上がり最速とのことで、天皇賞春は一気に有力候補に。

3着 ナムラドノヴァン
ユーキャンスマイル同様、位置取りの差だろう。スタミナなどは証明したし、天皇賞春候補へ。

その他不利馬
アリストテレス→レース前発汗+折り合いを欠き後半失速。馬郡も苦手な面を見せ、今後はかなり条件付きとなるだろう。

総括
とにかくスタミナが求められたレース質で、阪神で開催される天皇賞春は、例年と違ってスピードではなくスタミナが求められる。そのため、ここで好走した上位3頭は素直に天皇賞春の有力候補と考えていい。後続は離されており、ここは評価しにくく、アリストテレスに関しては、上記で書いた通り、今後はテンションや位置取り(馬郡)なども考慮しなくてはならないだろう。

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