回顧【大阪杯・ダービー卿CT】

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1.大阪杯

ラップ
(35.6-36.8)(59.8-61.8)

12.4 11.1 12.1 12.1 12.1 12.8 12.2 12.1 11.6 13.1
前傾1秒(5Fだと前傾2秒)のハイペース戦。1000m通過59.8秒。スタート後急坂からすぐ初角にはいる阪神2000mはスローになりやすい舞台。その舞台で重馬場だと、かなりのハイペース戦と見て良い。後述する馬場や道悪なども踏まえて昨年の宝塚記念に似た適性。

トラックバイアス
当日13時から強い雨。雨量は多いし降り出し遅いしで、予報とは違った。馬場は外伸びに変化したが、10R目にラチ沿いを通った馬が2着と、完全に内が使えなかったわけではない?かも。バイアスは直線稍追い風+展開で後方有利と見て良い。

1着 レイパパレ
馬場が向いたとは言え、かなり抜け目がなくなった。瞬発戦、消耗戦、ロングスプリント持続、どれにでも対応可能となった。中でもこぼすとすればロングスプリント持続か。チャートでは走法標準にしたが、この馬はピッチだろう。次走修正を加える。適性的にはどれも対応可能だがG1で。となるとベストが消耗戦なのは今回の通り。超強敵クロノジェネシスはいるが、宝塚有馬路線がこの馬にとってベスト条件だろう。外回りスピード比べだと劣るかもしれない。距離はマイル路線よりも中長距離で後半スピードを誤魔化した方が良いが、基礎スピードと折り合いを考えたらマイル路線も対応可能か?とも思う。

2着 モズベッロ
コントレイルの後ろでじっと構え4角から進出。とにかくタフさに特化しており、上がりの掛かる消耗戦に特化していることはチャートが示している通り。ハイペース消耗線+道悪+内回りというと昨年の宝塚記念と似たような適性が今回求められており、その宝塚記念で3着しているので、ここも好走して何ら不思議ではない。順当。

3着 コントレイル
3角入り口からポジションを上げているが、そのタイミングで前は緩んでおり、コントレイルとグランは自ら先行馬群に取り付く形で、長く脚を使わされている。モズベッロとの差はこの辺りと道悪+上がりの掛かる展開への対応力だろう。道悪でポテンシャルは落ちたが、それでも十分な内容だったと思う。グランとの差は距離適性だろう。ベストは予想文でも書いたように大箱+高速馬場。瞬発戦からロングスプリントまで対応可能。ベストは後者か。

4着 グランアレグリア
3角でコントレイルに被されたタイミングで逆手前。ラストはコントレイルに伸び負けたが、3.4角のプレッシャー+逆手前+距離と馬場を考えれば十分な内容。また、コントレイル同様、緩んだタイミングで長く脚を使わされている。良馬場の後半ロングスプリントなら2000mは守備範囲内な内容なので、天秋でも十分狙えると思っている。ベストは14質だが、マイル質中距離は守備範囲。

5着 サリオス
展開不利と道中の折り合いがラストに影響したものと思われる。直線で内を選択したが、10R でラチ沿いを選んだ馬が2着にきており、この選択自体特に問題なかったように思える。結果的に出していって掛かったが、サリオスの理想は基礎スピードで先行からの抜け出しがベストと考えているので、むしろサリオスの良さを引き出そうとした松山騎手は悪くない。道中の折り合いもそうだが、この展開でコントレイル・グランアレグリアと着差0.2秒は立派で能力は示しただろう。

その他不利馬
展開不利:先行勢(ハイペース中だるみ)
・ペルシアンナイト:スタート後接触→後退
・カデナ:スタート後挟まれポジション取れず

 

 

2.ダービー卿CT

ラップ
(34.3-35.5)

12.3 11.0 11.0 11.3 11.5 11.8 11.8 11.9
前傾1.2秒の稍ハイペース前崩れ展開。

トラックバイアス
内外フラット。馬場の影響は少ない。

1着 テルツェット
出遅れ後方から前崩れ展開の助けはあった。予想文引用「ピッチ走法から来る機動力や急坂適性などを踏まえると中山の適性はある」逆を返せばTS持続はないので、先行出来ない今の状態で後方からとなった場合、重賞クラスで通用させるのは難しい。となると、やはり機動力や上がりの掛かる展開がベストで、理想は先行抜け出しのような競馬。それが出来るようになれば本格化と見てもいいだろうと思う。

2着 カテドラル
こちらもTS持続がなく条件付き。予想文引用「この馬はピッチ走法で使える脚が短いので、好走条件は前崩れの展開か、スロー瞬発戦を前目から抜け出す形が望ましい」とまさにこの通りであった。その他特に行くことなく、今後もこのパターンだろう。

3着 ボンセルヴィーソ
初角でトーラスジェミニの進路カットを食らっている。位置は大幅に下げておらず、下がったからといって展開不利を逃れたわけではない。不利がなければ着差は詰めていた。とはいえ逃げ以外の先行勢で崩れなかったのはこの馬だけなので、やはり自力は重賞級。狙いは中山マイルか阪神14だろう。

その他不利馬
先行馬:展開不利
・レイエンダ:スタート躓く
・メイショウチタン:折り合い欠く。キャスでも言ったように内枠が欲しかった。+直線逆手前
・アトミックフォース:直線壁。前崩れの展開でコーナー外でスムーズな加速。直線スムーズなら着は上げれていた。ストライド走法なことからも外からスムーズの方がよく、中山で小足を使うような競馬は難しい。本質はここではないだろう。
・スマイルカナ:レース前からテンション高。レース中馬郡×。今後勝ちに拘るなら、やはり端を主張したい。
・マイスタイル:L1まで逆手前

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